【ターボレンジャー・パロディ 女相撲・序章】

都立・武蔵野学園高校を騒がせた、スホウボーマという暴魔百族がいた。
男子生徒を次々と裸にし、光線によってマワシを装着させ、相撲を取らされた事件を起こした張本人だ。
相撲の美点に目覚めた、1人の男子生徒と種族を超えた友情を育みつつ、彼によってスホウボーマは撃退された。

そして何ヶ月か経つ。受験シーズンの2月の出来事だった。

冷え切った夜の神社の敷地にトンテンと太鼓を叩く音が聞こえる。
スホウボーマを復活させる儀式だった。

その神社には土俵が設置されていた。太鼓を叩いているのは格下の戦闘員で、儀式を執り行う者は頭に烏帽子を被り、手に軍配を持つ。どうやら、怪しげな組織の中では幹部に相当する怪人のようだ。

その幹部の見た目は女だ。名前は姫暴魔ジャーミン。レオタードを身に着け、妖艶な色気を放つ蛇女の怪人だ。黒髪で長く、頭には蛇のヘッドギアを身に着ける。

ジャーミンは土俵に上がる前に蛇革のブーツを脱ぐと裸足になる。そして、大相撲の行司のような動きで儀式を進める。

土俵の中央には三角錐の盛り塩、そして、幣(ぬき)と呼ばれるお祓い棒が差されており、儀式の中核を為している。

周りにはかがり火が掲げられ、夜でもそれなりの明るさを灯している。

「はっけよい、のこった、のこった……」

行司を担当する甲高いジャーミンの声による掛け声が始まる。

太鼓の音に加え、女行司の興奮が高まると、召喚の成功に近づいてゆくのだ。
お祓い棒に神代文字が浮かび上がり、瞬時に燃えた!

「大復活!」

ジャーミンの高く轟く声と共に、スモウボーマが復活していた。

「ドスコイ!」

横綱のような体格に青い肌。立派なマワシ。まさしくスモウボーマの勇姿だった。

「おおっ、よくぞ復活した、スモウボーマ。そのパワーで、早速、町を破壊し、人間どもを苦しめてくるのだ」

「相撲を取りたい、相撲を、オンナと……」

大きな身体を揺り動かしながら、儀式を執り行っていた皆をチラ見しつつも無視し、女の匂いがする方向へ向かい出した。

「女と相撲を取りたいとは、この私を差し置いてどこへ行くというのだ!?」

自分を女として認識してもらえなかった事実と、言うことを聞かない状況をすり替えつつ、配下の兵隊に八つ当たりで語るジャーミン。

「ジャーミン様の足が蛇臭いところが原因かと」

「うるさいわ!」

バコッ!

配下の頭を殴ると、ブーツの中に香水を仕込んで履き、ジャーミンは腕を組んだ。

「ふん、この私はいざとなれば、人間のメスのフェロモンも出せるのだ」

そんな会話の中にも、スモウボーマは土俵から離れてゆく。

前回の復活でも、この調子で幹部の言うことを聞いていなかったスモウボーマ。
どうやら、今回も自分の立場を把握できず、したいままに動いてゆくようだ。

「ぐむぅ、儀式に使ったのが、巫女のお祓い棒だったからか?」

兵隊が答える。

「はっ、なんでも巫女が自慰行為に使った形跡も」

「まあ良い。大復活は成功だ!」

言うことを聞かないところには納得がゆかないながらも、復活そのものが成功したことで、ジャーミンはスモウボーマに期待を掛けるのだった。



「きゃあぁぁぁ!」

神社の庭から、悲鳴が発せられた。
どうやら、神社を管理する巫女のようだ。年齢はハタチになったところで、まだまだ初々しさを感じさせられ、職業柄の神々しさも漂う娘だ。

巫女は只ならぬ異変に感づいて、寝室から外に出ていたところ、スモウボーマに遭遇したのだ。

遭遇しただけでも納得できる悲鳴だが、もう1つの原因があった。
巫女の娘は一旦、完全に裸にされた後、マワシを身に着けさせられているのだ。

そう、巫女の格好は既に上半身全裸の上、下半身にはマワシ一丁の相撲取りの姿だったのだ!
巫女らしくその色は赤。深紅と言える域だ。

周囲には、巫女服・緋袴(ひばかま)・下着・足袋が散乱している。
明らかに彼女が脱がされる前に身に着けていた物だ。

「女、俺と相撲を取ろうぞ!」

巫女は身体が操られるように土俵へ走らされる。靴も草履も履いておらず、裸足のままだ。
乳房を隠す余裕もなく、標準的な大きさの乳房をひゃらひゃらと揺らしながら、土俵へ向かうのだ。

土俵からは少し離れていたジャーミンは、事の次第を見極めるために半裸の巫女の様子を窺う。

「ふっ」

ジャーミンは勝ち誇っていた。
単に乳房の大きさに対してであったが。

巫女は上半身を庇うよりも優先にしたいことがあった。
股間を強く締め付けている深紅のマワシを取ることだ。

実際にはマワシを取ることは自分が全裸になることに等しいのだが、身体の自由が取りにくい原因をマワシにあると判断して、どうしても脱ぎたい思いで一杯だった。

しかし、暴魔の妖力で装着させられているマワシが緩むことは一切なかった。

そんなこんなで、巫女は土俵に立たされ、四股(しこ)を踏んでいる。
大股開きで立ち、しかも、片足ずつ大きく上げるポーズだ。上げた足は真っ直ぐに伸ばし、頭の上すら越える。長髪がはらはらと身体に合わせて揺り動く。
パンッと手を打ったり、両手を伸ばすせり上がりをしたりと、相撲取りのポーズだった。

唯一、元の女らしさを残しているのが髪といえよう。
乳房の露呈は不自然でもあるが、多くの男の相撲取りが、贅肉だらけの乳を披露していることで、おかしさは薄らいでいた。

端から見れば、やる気満々の女力士といったところだ。

巫女は持ち前の霊力で抵抗を試み続けているのだが、ほとんど効果が無い。
単純に復活したてのスモウボーマの妖力が上回っているのだ。

スモウボーマも土俵に上がると、四股を踏む。

足下のブーツ以外は行司のままだったジャーミンは手下に言う。

「太鼓くらいは叩いてやれ」

行司そのものは全くやる気がないジャーミンだが、手下に場を盛り上げさせる気くらいはあるようだ。

「では勝負だ」

「いやよ、そんなの!」

スモウボーマは突進してきた!

土俵のある神社だけあり、子供の頃に相撲を取ったことまであった巫女だった。瞬時に敗れることはなかったのだが、1回かわしたきりで、土俵内を逃げ回る。

というのは、暴魔の術によって、土俵から逃げるような負け方はできないのだ。

巫女というのは本来は、神社を訪れた男に股を開き、お金を貰いつつ、しかも男から運気を吸い取る職業だ。男に抱かれる度に、霊力を増す。

しかし、現代の巫女は、そんな魔女的な行為を実施しておらず、処女を守るのが巫女だという幻想に応えるように、清楚な振りをしてきた。実際には、高校生の時に書体連を済ませていたのだが。

処女でもなかったのだが、古来の巫女と比べ、霊力の低さは明らかだった。

ドンッ!

手の平に張り手を食らった巫女は、バランスを取ろうとしたが、横から倒れた。

「わっはっは、俺様の勝ちだ」

倒れたまま土俵の隅からスモウボーマを見上げる巫女は嫌な予感がしつつ問うた。

「うぐぅ、負けるとどうなるの?」

「そなたは素質があまりないようだ。やはり乳の大きさで決まる。ワシが古来に見てきた女相撲の世界は厳しかった。手籠めにされるのだ!」

案の定という顔をしてスモウボーマから目を逸らす。

「素質のない女は男の慰み者になるしかない。そうりゃあ!」

スモウボーマがマワシを持って強く引くと、駒のようにくるくると巫女の身体は周り出し、マワシが脱げていった!

まるで、殿様が側女の帯を引っ張り、くるくると舞わして着物を脱がせるような有り様だった。

あれ程、力を入れても脱げなかったマワシがスパッと取れた。

と同時に、スモウボーマのマワシも土俵の外に投げられていた。

バョン!

マワシによって押さえ付けられていたスモウボーマの男根が露出し、そのまま一気に勃起状態へ移行する。マワシの中では青い血が通っていなかったようだが、拘束具を外すことで、一気に血流を受け止めたというわけだ。
暴魔のペニスのサイズは、長さは人間の3倍、太さも2倍あり、通常は女陰に侵入することはできない。しかし、暴魔のペニスの先端は人間の物とは少しだけ異なり、わりと細く鉤状になっている。

つまり、人間の女の膣口に突っ込み、抜けないようにするくらいは可能なのだ。

いや、正確には、暴魔百族が宇宙の何者かに造られたとき、最初から人間のメスを辱めるために、ペニスも設計されていた。と同時にメスの暴魔とも性行為が可能となっているデザインなのだ。

先程までは相撲を取るために巫女の身体を操っていたスモウボーマだが、今度は自分のペニスを受け止めさせるために大股開きで固定していた!

ズビッ!

暴魔による人間のメスのレイプは、前戯など一切無い。イキナリ男根を女陰に突っ込み引き裂くのだ。

「ぎゃあああああああ!」

声がイキナリ嗄れてしまうような悲鳴を上げ、巫女の膣口は妖怪ペニスの先端に貫かれていた。ハッキリ言って亀頭に相当する先端の5センチしか入っておらず、それ以上は太い部分になり入らないのだが、それでも激痛に苦しむ巫女。

濡れ濡れの時用体では受け止められないこともなさそうな亀頭の部分とはいえ、いきなりはこたえたようだ。

スモウボーマの巨体が乗っかってしまっては、巫女を押しつ潰してしまう。しかも、ある程度、男根の長さもあるので、実際には巫女の身体にスモウボーマの身体が触れることはなく、はち切れそうな男根の先だけが膣に突き刺さった状態なのだ。

ジャーミンは性的に興奮していた。同じ女ならばやめさせるべき態度もあり得るのだが、人間の女そのものも憎んでおり、特に女は憎かった。

亀頭だけの1センチ前後往復で巫女を犯すスモウボーマ。
前回、人間のメスを犯したのは2万年前、眠りに就いていたときには精巣に相当する部分も眠っていたので特別に溜まり続けていたわけではないが、1分以内に射精が訪れようとしていた!

「イグッ」

ドビュッ! ドピュッ! ドロロロロロロロロロロロロロ……。

スモウボーマの巨体が震えると、射精が起きていた。暴魔もやはり性行によって子孫を残す種族なのだ。

「相撲の弱い女は、せめて強い者を産むことが役目なのだー」

射精が終わると冷めたのか、即行でマワシを穿き直し、巫女の倒れる位置から小走りに離れだした。
まるで、レイプ魔が夜な夜な強姦を終え、一刻も早くその場から逃げるような仕草でもあった。

スモウボーマは単に逃げているのではなかった。素質のある女を捜し、神社と同じ町にある女子高を目指しているのだ。

「ふむ、悪くない。このまま奴の様子を見るぞ!」

ジャーミンは人間の女を犯すという部分に納得したのか、実際には役に立ちそうにない暴魔に、ひとまず任せることにした。